発言する趙会長(WEF提供)=18日、ソウル(聯合ニュース)
発言する趙会長(WEF提供)=18日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル18日聯合ニュース】全国経済人連合会(全経連)の趙錫来(チョ・ソクレ)会長が18日、韓国と中国、日本などが主軸になる東アジア経済共同体の結成を呼びかけた。その実現の可能性に注目が集まっている。
 趙会長はこの日、ソウル市内で開幕した世界経済フォーラム(WEF)東アジア会議の特別セッション「コリアランチ」で基調演説を行った。東アジアの国は経済運用で大きな過ちを犯していないにもかかわらず、世界的な金融危機の犠牲になったと指摘。今後は対外要因によって東アジア経済が振り回されることのないよう、金融と実体部門で過度な対外依存度を下げるべきだと強調した。
 そのためには東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(韓国・中国・日本)が参加する東アジア経済共同体の結成が必要だと訴えるとともに、協議段階にとどまっているアジア通貨基金(AMF)を公式機関化し、域内債券市場を育成する案を推進すべきとの見解を示した。
 また、第2のグローバル金融危機の再発を防止するには、国際金融市場の健全性を高め、信用格付け機関の信頼性を回復することが重要だと力説した。
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