【ワシントン15日聯合ニュース】米下院は李明博(イ・ミョンバク)大統領とオバマ米大統領による韓米首脳会談を翌日に控えた15日、北朝鮮の対南(韓国)敵対行為中断と核開発計画の放棄を求める決議案を全体会議で採択した。この決議案は、ピーター・キング(共和党)議員が主導し発議したもので、5つの決議事項を盛り込んでいる。
 決議案は、北朝鮮は即刻韓国に対する好戦的なレトリックと行動を中断し、南北関係向上に向けた相互対話に応じるべきだと促している。次いで、2005年9月に採択した南北共同声明の内容を全面的に履行し、すべての核兵器と開発計画を検証可能な方法で放棄するよう主張するとともに、核拡散防止条約(NPT)への復帰と国連安全保障理事会の決議案1718を順守するよう促した。
 また、米国は南北対話と協力増進に向け努力することを約束すると明らかにし「朝鮮半島と北東アジアの平和および繁栄において、韓米間強力同盟の戦略的重要性を確認する」と強調した。
 米下院は昨年2月に李大統領が大統領選挙に当選した際、当選を祝う内容の決議案を採択している。
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