【ソウル9日聯合ニュース】金融監督院が10日に明らかにしたところによると、国内18行の国際決済銀行(BIS)基準の自己資本比率は3月末時点で12.9%と、昨年末に比べ0.6ポイント上昇した。
 BIS基準の自己資本比率は、自己資本をリスクアセットで割って算出したもので、10%を超えれば優良銀行と見なされる。金融監督院は、銀行が今年第1四半期に増資や新種資本証券の発行などで自己資本を7兆5000億ウォン(約5800億円)ほど拡充させた上、市場と運営のリスクが減り、リスクアセットも約5兆ウォン減ったたためと説明している。
 銀行別にみると、新韓銀行(14.4%)やウリィ銀行(12.8%)、韓国外換銀行(12.2%)など16行が昨年末に比べ上昇し、SC第一銀行(11.3%)と国民銀行(13.1%)は下がった。
 金融監督院は国内行の資本適正性について、景気低迷と企業構造調整による自己資本比率低下圧力の相当部分を吸収できる能力を備えていると評価した。
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