申次官のあいさつに耳を傾ける出席者=9日、ソウル(聯合ニュース)
申次官のあいさつに耳を傾ける出席者=9日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル9日聯合ニュース】東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策のためのハイレベル会合9日、ソウル市内のホテルで開幕した。
 外交通商部の申ガク秀(シン・ガクス)第2次官は、開会のあいさつを通じ、ソマリア沖での海賊の攻撃は昨年だけで110回に達するなど、過去3年間で4倍に増えていると指摘し、海賊問題の深刻性を強調した。また、国際社会は海賊問題の究極解決に向けた共同努力のモメンタムを維持し続けていく必要があると主張し、協力的接近、包括的対応、緊密な共助、具体的な行動と確実な成果の4事案を具体的行動要領として提示した。
 会合には、ソマリア海賊対策の必要性に理解を示している約40の国や国際機関の代表ら80人が出席。4つのセクションに分かれ、10日まで行われる。最近のソマリア近海の海賊動向、民間船舶の海賊対応模範事例、最近の軍事作戦経験、国際および地域機関の海賊退治役割、ソマリアおよび付近国の力量強化支援案などを話し合う予定だ。
 このほか、海賊逮捕と処罰に向け協力を強化し情報共有体制を確立するためソマリアなど周辺9カ国が1月に採択した行動綱領の履行に向けた第1回調整グループ会議、ソマリア海賊対策に関する連絡グループの第1作業班会議も開かれる。
 外交通商部関係者は今回の会合について、ソマリアおよび周辺国に対する海賊退治力強化支援プロセスを一層強化し、国際社会のコンセンサスを図る契機になると話している。
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