【ソウル9日聯合ニュース】関税庁が9日に明らかにした南北貿易実績によると、1~4月の南北貿易は4億2635万ドル(約419億円)で、5億6692億ドルを記録した前年同期の75.2%水準だった。搬入額は2億6019万ドルで前年同期の90.5%に達した一方、搬出額は1億6617万ドルと59.4%にとどまった。
 特に北朝鮮が国際社会の反対を押し切り長距離ロケットを発射した4月には貿易額1億553万ドルと、前年同月の69.2%水準まで落ち込んだ。
 南北貿易の規模は、昨年9月から今年4月まで8か月連続で前年同月比でマイナスとなっている。南北緊張の高まりや景気低迷などの影響が複合的に作用したものと分析される。5月には韓国が大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)に全面参加すると表明しており、これも悪材料として働き、上半期の南北貿易は冷え込みが予想される。通年では昨年の7割程度にとどまるとの計算も出ている。
 南北貿易は第2回南北首脳会談が行われた2007年には17億9494万ドルまで拡大したが、現政権が発足した昨年、減少に転じた。
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