【ソウル8日聯合ニュース】野党と市民団体が今月10日に開催を計画している汎国民大会について、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長が市庁舎前広場の使用を許可しない方針を示した。
 鄭淳九(チョン・スング)行政局長は8日、呉市長は同日午後に民主党の崔奎植(チェ・ギュシク)議員をはじめ民主労働党、進歩浸透、市民団体関係者ら6人と会い、ソウル広場使用許可を求められたが、こうした立場を明らかにしたと伝えた。
 呉市長は、「市は市議会が定めた条例により、原則通りに行政処理するしかない」と述べた。該当条例は、ソウル広場造成目的の「市民の健全な余暇宣善用と文化活動などを支援する空間」に合致する行事に限り、広場の使用を許可すると規定している。野党と市民団体側は「6・10汎国民大会は非政治的な文化行事」と主張しているが、呉市長は「行事の主体と内容を総合すると、政治的行事と判断される」と、不許可の立場を固守した。
 民主党をはじめとする野党と市民社会、学界、宗教界をはじめとする各部門の進歩派団体は、10日午後にソウル広場で、「6月民衆抗争」を継承し故盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領を追悼する汎国民大会を開く計画だと発表していた。
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