洛東江の事業後のイメージ=8日、ソウル(聯合ニュース)
洛東江の事業後のイメージ=8日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル8日聯合ニュース】政府は8日、国土海洋部、環境部、文化体育観光部、農林水産食品部など関係官庁と合同で、4大河川再整備事業プロジェクトのマスタープラン(総合計画)を確定し、発表した。
 4大河川再整備事業の本事業費は当初の計画より3兆ウォン(約2400億円)程度増えた16兆9000億ウォンと確定された。また、本事業と直接連係して進められる国家河川整備、下水道処理施設設置などに約5兆3000億ウォンが別途に投入される。これに伴い、2012年まで4大河川再整備事業には総額22兆2000億ウォンが投じられる見通しだ。4大河川再整備事業に含まれていない国家河川と地方河川の総合整備計画も来年までに確定し段階的に推進する方針だ。
 4大河川再整備事業の中核課題としては▼水不足に備えた水資源確保▼200年に1度以上の頻度で発生する洪水に備えた洪水調節容量の確保▼本流水質を平均2級水に改善▼河川の多機能複合空間改造▼地域発展のための連係事業――の5事業が選定された。
 政府は4大河川再整備事業を本事業と直接連係事業、連係事業に区分し推進することを決めた。
 本事業は水確保、洪水調節などに向け4大河川本流で施行される事業で、昨年12月に政府が初めて発表した4大河川再整備事業のプロジェクトに当たる。本事業費は昨年末の発表時より3兆ウォン増えた16兆9000億ウォンで、内訳は漢江2兆ウォン、洛東江9兆8000億ウォン、錦江2兆5000億ウォン、栄山江2兆6000億ウォン。
 直接連係事業は、4大河川支流の主要河川と蟾津江の支流整備、下水処理施設拡充など水質改善事業が含まれ、水質改善費用3兆4000億ウォンなど総額5兆3000億ウォンが投入される。直接連係事業で整備されるのは14河川で、本事業と直接連係事業を合わせると18河川を網羅している。
 連係事業は河川整備事業の効果を高めるためのもので、地方河川整備(国土海洋部)、錦繍江村づくり(農林水産食品部)、文化が流れる4大河川整備事業(文化体育観光部)などで構成されている。同事業は各官庁が中長期的に計画を立て進めるため、現時点で正確な予算規模を推定することは難しい。
 政府は4大河川整備事業の主要事業を2011年までに完工させ、ダム・農業用貯水池の建設と直接連係事業は2012年までに終わらせる計画だ。



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