【ソウル4日聯合ニュース】統一部の玄仁沢(ヒョン・インテク)長官は4日、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は自身の健康悪化を受け、息子への権力継承作業に拍車をかけた可能性があると明らかにした。
 国家ブランド委員会主催の国際諮問フォーラムで、主題発表を通じて述べたもの。「金総書記がストローク(脳卒中など循環器系疾患)を患っていなければ、後継問題がこのように迅速に提起されはしなかっただろう」と指摘した。李明博(イ・ミョンバク)政権発足後、統一部長官が金総書記の健康悪化と後継者問題に公式に言及したのは今回が初めて。
 玄長官はまた、北朝鮮の相次ぐ挑発に込められた意図と関連し、内部要因として▼金総書記の健康▼北朝鮮政権内部の変化▼政権の未来に対する不確実性または後継問題――の3つを挙げた。「不確実な政権の未来」に対する金総書記の懸念が、外部に向けた挑発や国防委員会の地位強化などの内部変化と密接に関わっているのは明らかだとしている。
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