【ソウル3日聯合ニュース】米国務省のスタインバーグ副長官と共に訪韓したボズワース北朝鮮問題担当特別代表は3日、北朝鮮が先に対話の有用性に気付くことが、対話が効果的になる唯一の方法だとの考えを示した。
 ソウル・政府中央庁舎別館で行われた魏聖洛(ウィ・ソンラク)外交通商部朝鮮半島平和交渉本部長との会談の冒頭、「北朝鮮が(対話を)望まない状況ではいくら説得しても無駄だ」とした上で、このように述べた。これに対し魏本部長は「重要な点を指摘した。北朝鮮を対話の場に導くことが難しいというのが問題」と答えた。
 ボズワース特別代表は米国の対北朝鮮政策について、「オバマ大統領は最初から北朝鮮と対話を試みようとした」とし、北朝鮮の挑発行為をそれとなく批判した。
 会談では、国連安全保障理事会決議の推進をはじめ、北朝鮮の核実験に対する対応策や北朝鮮を対話の場に復帰させる案が話し合われた。同席した外交通商部当局者は、北朝鮮の挑発には国際社会と共同で対応することが韓米の基本方針との点を確認すると同時に、開かれた姿勢で対話の門を閉ざさず、どのようにすれば対話を再開できるかについての論議も行われたと伝えた。
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