【ソウル31日聯合ニュース】法定管理下にある双竜自動車が、労働組合の全面ストライキに対抗し31日午前8時30分、京畿道・平沢工場に対する職場閉鎖措置に踏み切った。職場閉鎖とは、会社側が争議行為が起こっている事業場からスト参加の労働者を退去させ立ち入りを制限する措置だ。 会社側はこの日、中央労働委員会や平沢市庁などの管轄官庁に職場閉鎖を届け出たとし、労組側が退去を拒否する場合の警察力投入要請や業務妨害罪での告訴なども検討することを明らかにした。会社側は「労組が21日から無期限の全面ストに突入し、26日からは事務社員の出社まで阻止している。生産活動の全面中断による経営損失で会社の生存そのものが脅かされかねないという、切迫した判断から取られた不可避の措置」と説明した。また、関係人者集会の会社再生計画案提出命令の前提事項である人員構造調整問題が違法ストのために遅れる場合、再生日程への支障が避けられないと述べ、職場閉鎖措置は計画された日程通りに構造調整を終えて早期にライン運営の正常化を目指すものだと強調した。 これに対し労組側は、会社側の一方的な職場閉鎖決定を認めることはできないとし、ストと座り込み闘争を続ける考えを明らかにしたとされる。 会社が経営正常策として整理解雇の方針を固持していることを受け、労組は21日に無期限全面ストに入り、22日からは平沢本社の正門を封鎖し座り込みストを続けている。会社側は警察に会社施設物保護を要請する一方、労組と外部勢力の違法行為に対しては、法と原則に基づき民事・刑事上の告訴・告発だけでなく損害賠償請求などあらゆる措置を通じ責任を問う、と警告してきた。
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