【ソウル29日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領とオバマ米大統領は来月16日に米ワシントンで開催する首脳会談で、韓米同盟強化原則と志向点を提示する「韓米同盟の未来ビジョン宣言」を採択するようだ。外交消息筋が29日に伝えた。韓米同盟をグローバル水準の同盟に発展させるのが要旨になるという。
 外交通商部当局者も、この首脳会談で韓米同盟の未来ビジョン宣言を採択する可能性が非常に高いとし、現在は両国が実務レベルで文案作成作業を進めていると話した。昨年、李大統領とブッシュ大統領(当時)が合意した「21世紀戦略同盟」を土台にさまざまな分野で協力を強化するなど、より具体的な内容を盛り込むはずだと説明した。
 「韓米同盟の未来ビジョン宣言」は、安全保障上の韓米同盟を超え、政治、経済、社会、文化などさまざまな分野で両国協力を強化し、全世界の安定と平和に寄与する同盟に発展させるというのが主な内容になる見通しだ。ただ、政治的宣言のため、詳細な内容は含まれず、それほど多くない分量になるというのが外交通商部関係者の話だ。
 外交当局者は、今回の首脳会談で北朝鮮による核実験と対応策が主要議題になることは明確だとしながらも、未来ビジョン宣言は核実験を糾弾するなどの声明とは異なるため、こうした具体的な懸案までは盛り込まないはずだと伝えている。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0