【ソウル18日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は23日に青瓦台(大統領府)で欧州連合(EU)理事会議長国チェコのクラウス大統領、欧州委員会のバローゾ委員長と会談し、韓国・EU間自由貿易協定(FTA)など双方の懸案について話し合う。青瓦台が18日に明らかにした。
 韓国・EU間の首脳会談は、これまで2年ごとに開催されるアジア欧州会議(ASEM)で行ってきた。相手国での開催は今回が初めてとなる。
 今回の会談では、まずFTA早期妥結の必要性について見解を同じくし、1996年に締結した韓国・EU基本協力協定の発展的改正に合意すると伝えられた。2001年に発効した韓国・EU基本協力協定は、相互の最恵国待遇をはじめ市場アクセス条件の改善、公正競争、産業・科学技術・エネルギー協力増進などを規定している。
 また、北朝鮮の核とミサイル問題を含む韓国政府の対北朝鮮政策に対するEUの支持を再確認するほか、世界的金融危機の克服に向けた共助案についても意見を交わす予定だ。気候変動、エネルギー支援分野など世界的イシューにおける協力案も包括的に話し合う。
 李大統領とクラウス大統領は会談後、公正競争と買収・合併(M&A)などに関する「韓国・EU競争協力協定」署名式に出席し、共同記者会見も行う予定だ。
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