柳長官との面談を終えたボズワース特別代表=8日、ソウル(聯合ニュース)
柳長官との面談を終えたボズワース特別代表=8日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル8日聯合ニュース】米国で北朝鮮政策を担当するボズワース特別代表は8日、北朝鮮が再び核実験に踏み切る可能性を示唆したことに対し「核実験をする場合、応分の代価を支払うことになる」と警告し、核実験を行わないことを強く希望するとした。また、2国間や多国間の対話を通じ北朝鮮核問題を扱う準備ができていると強調すると同時に、北朝鮮の6カ国協議復帰を促した。
 6カ国協議参加国を歴訪中のボズワース特別代表はこの日訪韓し、外交通商部で柳明桓(ユ・ミョンファン)長官と面談した後、記者団からの質問に答えた。柳長官とは、北朝鮮との交渉や6カ国協議に対し評価を出し、事態を進展させられる可能な措置をめぐり有用な意見交換があったと説明した。両者の見解は極めて似通っていることを確認したという。ボズワース特別代表は特に「われわれは交渉テーブルに戻り検証可能な朝鮮半島非核化を目標に動き続ける必要があると信じる。6カ国協議は北朝鮮核問題を取り扱う努力の核心」と強調した。多国間協議を強化する方策の一環として、2国間的な土台の上で北朝鮮核問題を扱う準備ができているとしながら、引き続き緊密に協議すると述べた。
 状況を進展させられる方策について質問を受けると、現在としては特別な計画はないものの緊密に協力することが重要だとし、6カ国協議参加の5カ国は対話の扉が常に開かれているという点を今後も強調していくと答えた。
 一方、北朝鮮外務省報道官がこの日に声明を通じ、北朝鮮を敵対視する米国との対話は無用だと主張したことに対しては、「オバマ大統領も対話の扉を開いており、直面する問題を交渉と対話を通じて解決すると約束してきた」と述べ、米国が北朝鮮に敵対政策を持っていると解釈することはできないとの考えを示した。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0