ドゥータの李承範代表=30日、ソウル(聯合ニュース)
ドゥータの李承範代表=30日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル30日聯合ニュース】斗山グループが運営する東大門のファッションショッピングモールの「ドゥータ(doota)」が、先端トレンドを反映したレベルの高いデザインと差別化した商品で国内最高のファッションショッピングモールとして地位を固めたいと目標を掲げた。ドゥータの李承範(イ・スンボム)代表理事は30日、ソウル市内のホテルで10周年記念記者懇談会を行った。
 ドゥータはこのほど、200億ウォン余り(約15億2300万円)を投じ、リニューアルを行った。デパートに負けない快適なショッピング空間と高品質商品を備えたと説明した。店舗数を800店余りから536店に減らし、広い通路を確保したほか、主な顧客の女性からの苦情が最も多かった休憩スペースの不足を解消するため、エスカレート付近にソファを配置、パウダールームも各階ごとに拡充した。また、536店舗のうち125店舗はデザイナーブランドを入店させた。1階全フロアはデザイナーショップで構成、有名デザイナーらを大挙入店させ、デザインパワーを強化した。若手デザイナー発掘事業も進めていく考えだ。
 李代表は、斗山のモットーは「危機にこそ投資を増やす」だとし、ドゥータもブランド価値を高めるため、不況の中でも大規模投資を敢行したと話した。現在のファッション業界は消費の二極化がみられ、輸入ブランドの売上高が増加する一方、国内ブランドは厳しい状況に陥っていると診断。そういうときこそ価格競争力を確保し、独創的な素材、デザインを備えるブランドを育成すべきで、苦境のなかでまずドゥータが立ち上がろうと考え、リニューアルに踏み切ったと説明した。
 今後の事業拡大計画については、5年以内に釜山や大邱など拠点都市を中心に3店舗を出店する案を進めていると紹介した。中国など海外からの要請も多く、海外進出も慎重に検討しているという。
 ドゥータは今回のリニューアルと店舗拡大などで、4500億ウォン台の取引売上高を2014年までに1兆5000億ウォン台まで拡大する考えだ。現在、5万8000人水準の1日平均ショッピング客数も、2014年までに15万6000人達成を目標とした。
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