【ソウル29日聯合ニュース】不振が続いた景況判断指数(BSI)の見通しが11か月ぶりに100を超えた。全国経済人連合会(全経連)が29日に明らかにしたところによると、5月のBSI見通しは103.8と、前月(86.7)に比べ上昇した。
 BSI見通しは昨年6月から基準値100を下回っていた。今回の好転は、ウォン安による輸出実績の改善、企業の在庫消尽や原価節減などの努力で、営業実績が当初の予想を上回ったためと、全経連は分析した。また、政府の予算早期執行努力も、企業が来月の景気見通しは明るいと予想する理由として挙げられた。
 業種別にみると、内需に敏感に反応する卸小売業の見通しが4月の98.3から5月は127.1と大幅に上昇、建設業なども好転した。部門別では、内需(108.2)、輸出(103.0)、採算性(102.3)が好転したが、需要の根幹となる投資(93.4)、雇用(97.7)、資金事情(93.0)は依然として不振だった。産業別では、製造業、非製造業、軽工業、重化学工業など全般的に前月に比べ上昇した。
 一方、4月のBSI実績は93.7で、上昇傾向は維持したものの上昇幅はやや縮小した。
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