【東京29日聯合ニュース】成長低迷に陥った通信市場の限界を超えるため、KTと日本のNTTが新技術・サービスの開発に共同で乗り出す。
 KTの崔斗煥(チェ・ドゥファン)サービスデザイン部門長(副社長)とNTTの鵜浦博夫副社長兼新ビジネス推進室長は29日、東京で相次ぎ記者懇談会を開き、「KTとNTTは従来の協力関係を超え、新たなビジネスモデルと収益モデル、新規サービスの開発において広範囲な共助体制を強化する」と明らかにした。
 崔副社長は、KTとNTTはIT(情報技術)分野の技術力やサービスのノウハウにおいて、アジアだけでなく世界のトップ企業と評価されており、両社の協力関係を全世界の通信業界が注目していると説明。両社は通信市場の成長の限界を克服する努力をさまざまな分野に拡大していくと話した。崔副社長が前日の「KT-NTTベンチャーフォーラム」で披露した、プレミアム級のインターネット電話「スタイルフォン」と付加サービスの日本市場進出は、両社の協力関係構築の第一歩になりそうだ。
 鵜浦副社長も、KTとは4年前からワーキンググループを構成し、新ビジネスモデル発掘のための研究・開発(R&D)などさまざまな分野で協力関係を強化していると強調した。両社はコンテンツ、特にIPTV(インターネット・プロトコル・テレビ)のメリットを極大化できる教育コンテンツ部門で、技術など協力できる部分が多いと説明している。両社はIPTVによる教育コンテンツ事業、双方向性の実現とオールIP時代に備えた技術開発に向けた交流を活発に行っているとされる。
 一方、崔副社長と鵜浦副社長はKT・KTF合弁法人に対するNTTの追加株式投資の可能性について、「両社の株式持ち合いは出資目的ではなく、新ビジネスをつくり協力を強化するため」と説明。当面はないものの、今後グローバル事業部門でも共同投資など協力できる部分が多いはずだとした。
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