献花行事を行う軍幹部ら(朝鮮中央通信)=26日、ソウル(聯合ニュース)
献花行事を行う軍幹部ら(朝鮮中央通信)=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル26日聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮人民軍が25日で創建77周年を迎えた。北朝鮮は金正日(キム・ジョンイル)第3期体制発足、長距離ロケット発射と合わせ、この記念日に金総書記の「先軍政治」を賞賛し自衛的国防力強化の当為性を力説することに注力した。 記念日前日の24日、北朝鮮メディアは金総書記が人工地球衛星「光明星2号」発射に寄与した科学者、技術者、労働者らと会い、衛星発射は「強盛大国建設対戦で初の勝利の砲声を挙げた歴史的事変」だと評価し記念撮影を行ったと、一斉に繰り返し報道し、祝賀ムードを盛り上げた。 また、北朝鮮当局は金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長、金英春(キム・ヨンチュン)国防副委員長兼人民武力部長、李用茂(リ・ヨンム)、呉克烈(オ・グクリョル)国防副委員長、李英浩(リ・ヨンホ)総参謀長ら高位幹部が大挙出席するなか、中央報告大会を開催。李総参謀長は韓国と米国の対北朝鮮敵対政策を指摘し「戦争抑制力を強化し、より強行な対応措置を取っていく」と主張した。 記念日当日の25日は、北朝鮮各地の軍人・住民らが、大城山革命烈士陵や愛国烈士陵、祖国解放戦争勝利記念塔、各地域の金日成(キム・イルソン)主席の銅像に献花する行事を行った。平壌と地方の主要劇場では、金総書記の「先軍業績」を賞賛する祝賀公演が行われた。主体思想塔、朝鮮労働党創建記念党、4・25文化会館広場をはじめ平壌市内各地、また新義州、海州、咸興など地方都市でも、青年学生らによる慶祝舞踏会が開かれた。人民(民間人)代表団が軍部隊と人民警備隊(人民保安省所属)部隊を訪問し支援品を伝達したほか、軍人らとともにスポーツ競技や娯楽行事などを行った。各部隊では金総書記からの贈り物の伝達行事も行われた。 北朝鮮紙と中央通信は、「無敵必勝の威容を轟かす白頭山革命強軍」「兵士らとともに贈られた建軍節の1日」など、さまざまな軍関連特集記事を通じ、金総書記の先軍領導への忠誠を呼びかけた。朝鮮中央放送、平壌放送、朝鮮中央テレビは軍関連番組を集中的に放送した。 労働新聞は記念社説を掲載し、軍人と住民に金総書記の周囲に固く結束し「万端の戦闘態勢」を整えるとともに、「先軍時代の経済建設路線」の要求通り「国防工業を優先的に発展」させ、すべての事業を「軍事先行の原則」に基づき展開しよと力説した。
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