【ソウル26日聯合ニュース】北朝鮮外務省報道官は25日、寧辺核施設で使用済み燃料棒の再処理作業を開始したと明らかにした。朝鮮中央通信が同日、記者と報道官のインタビューを報じた。外務省報道官は「4月14日付外務省声明での宣言に従い、試験原子力発電所で使用した燃料棒を再処理する作業が開始された」と説明した。 北朝鮮は14日に発表した外務省声明で、国連安全保障理事会の議長声明採択により6カ国協議の合意は無力化したとしながら、核施設の原状復帰と正常稼動を予告し、その一環として、試験原子力発電所から出た使用済み燃料棒を「きれいに再処理する」と述べている。 寧辺核施設の再稼動には数カ月かかると予想され、北朝鮮はまず、これまで保管してきた使用済み燃料棒の再処理でプルトニウムを抽出することに注力するとみられる。 外務省報道官は「使用済み燃料棒の再処理は、敵対勢力による軍事的脅威に対処し、自衛的核抑制力を百方に強化していくことに貢献するだろう」と、再処理作業で確保したプルトニウムが核兵器製造に使用されることを示した。
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