盧前大統領の実兄、建平氏=(聯合ニュース)
盧前大統領の実兄、建平氏=(聯合ニュース)
【ソウル24日聯合ニュース】盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の実兄、盧建平(ノ・ゴンピョン)氏が、青瓦台(大統領府)に弟を訪ね国税庁長人事の請託をしたと検察に供述したことが分かった。
 ソウル中央地裁で24日に行われた朴正圭(パク・チョンギュ)元青瓦台大統領民情首席秘書官の初公判で、検察は「建平氏が盧前大統領を訪ね、朴淵次(パク・ヨンチャ)泰光実業会長と姻戚関係にある金井復(キム・ジョンボク)元中部地方国税庁長の人事に便宜を図るよう頼んだという陳述を確保した」と明らかにし、建平氏を証人に申請した。
 建平氏の供述通りなら、朴会長の請託を受けた建平氏が盧前大統領に直接、重要な公職の人事に便宜を図るよう頼んだということになり、事実と確認された場合、盧前大統領側に大きな道徳的打撃を与える。
 朴元首席秘書官は、2004年12月にソウルで朴会長から額面50万ウォンの百貨店商品券200枚を受け取った疑いで先月拘束、起訴された。検察は、当時朴会長は、姻戚関係にある金元地方国税庁長の人事検証に便宜を図ってほしいという意図と、「大統領と特殊な関係にある人物」に分類されている自分を配慮してほしいという意味で、商品券を渡したと説明している。
 この日の公判で、朴元首席秘書官は「商品券を受け取ったことは認めるが、泥酔状態だった。返そうとしたがさまざまな事情で保管しているうちに、妻が使ってしまった」と話し、職務関連の見返りとして受け取る考えはなかったと主張した。
 裁判部は検察の意見を聞きいれ、5月13日の公判に建平氏を証人として出廷させることにした。
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