【ソウル23日聯合ニュース】景気てこ入れのため3月末までに財政83兆7000億ウォン(約6兆588億円)が早期執行された。企画財政部は23日の非常経済対策会議で、こうした内容の第1四半期財政早期執行推進現況を報告した。これは、ことしの財政257兆7000億ウォンの32.5%にあたり、計画に対し110%の執行率となる。雇用創出、民生安定など国民生活に密接な4大重点管理分野も29兆8000億ウォンを執行し、123.1%の執行率を記録した。
 企画財政部は、緊急入札制度、工事契約金の前金支払率拡大などが、財政の早期執行に寄与したと分析した。政府は今後、予算早期執行成果を現場中心で管理するシステムを構築する予定だ。
 追加補正予算案については、上半期の早期執行に伴う下半期財政余力を補完する次元から、各四半期で均等に執行する予定だ。事業別推進計画を前もって策定し、国会議決後に即時、執行できるようにする考え。
 租税研究院は、上半期の早期執行に成功すれば、財政を均等執行するより経済成長率が0.7ポイント前後上昇し、就業者を4万8000人増やす効果が得られるとみている。
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