麻生首相からの親書を手にする李大統領=16日、高陽(聯合ニュース)
麻生首相からの親書を手にする李大統領=16日、高陽(聯合ニュース)
【ソウル16日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は16日、京畿道高陽市の韓国国際展示場(KINTEX)で行われた韓日部品素材調達・供給展示会(16~17日)開幕式を訪れた。この展示会は、李大統領が昨年4月に訪日し当時の福田康夫首相との首脳会談で開催に合意したもので、青瓦台(大統領府)では1965年の日韓国交正常化以降で最大の成果に挙げられると評している。
 李大統領は展示会参観に先立ち両国の経済関係者と懇談、「昨年4月に約束した通り、このたびは展示や買い付け、投資関係も進められるだろうが、このように約束が守られることが韓日関係の発展に大きく役立つ」と、大きな期待感を示した。
 会場の壁にはサクラの花の絵が掛けられており、李大統領はそれを眺めながら「サクラの花が満開だが、両国関係も大いに花開くべきだ。ひとつの経済圏として発展していかなければ」と強調した。地理的な位置だけでなく経済がひとつになれば、世界と競争する上でも助けになるとの考えを示し、韓国企業は技術や経営姿勢など多くのことを日本から学ぶ必要があると指摘した。
 この席で日本の高市早苗経済産業副大臣は、展示会が韓日の経済連携協定(EPA)締結の転機をつくるきっかけになると良いと述べ、麻生太郎首相からの祝賀メッセージを伝えた。麻生首相はメッセージの中で「展示会が日韓の経済関係を一層深化させることに寄与し、両国企業が新たな連携を深くし世界市場でさらに発展できる契機になるものと期待する」と述べている。また、高市副大臣は北朝鮮による長距離ロケット発射についても触れ、発射の際に日本の領土を通り過ぎたとしながら、日本の懸念に李大統領が同調したことを感謝すると述べた。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0