護衛任務を行う文武大王(合同参謀本部)=16日、ソウル(聯合ニュース)
護衛任務を行う文武大王(合同参謀本部)=16日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル16日聯合ニュース】韓国船舶の保護任務を遂行するため先月13日にソマリア沖へと出発した韓国海軍「清海部隊」が、16日に任務に就いた。
 合同参謀本部は同日、部隊が韓国時間午前8時に韓国船籍の1万2000トン級商船の護送を皮切りに任務遂行に入ったと明らかにした。この商船は化学物質を積んでサウジアラビアからベルギーに向かうもので、部隊の初任務艦艇「文武大王」が、アデン湾からジブチ海域まで1034キロメートルを護送する。合同参謀本部によると、所要時間は52時間の予定で、18日の明け方にはジブチ海域に到着する見通しだ。
 部隊は20日にも、別の韓国船籍の商船3隻をジブチ海域からアデン湾入り口まで護送する予定だ。
 国土海洋部は当該海上での護送を希望する船舶から申請を受け付け、これを部隊に伝える。軍は作戦任務日程などを考慮し、約束場所や時間を決め護送任務を行う。
 アデン湾を通過する韓国船籍の船舶は年間500隻余りで、このうち海賊からの攻撃に弱い船舶は150~160隻と、韓国軍はみている。合同参謀本部関係者は、航海速度が15ノット未満や、海面から甲板までの高さが8メートル未満の船舶を優先的に護送するのが原則だと明らかにした。
 週1回往復護送する場合、毎回平均1~3隻の護送が予想されると、合同参謀本部は説明した。文武大王は海賊攻撃を遮断するための可視距離などを考慮した際、最大6隻まで船舶を護送できるとみている。文武大王は4か月間任務を遂行した後、同じKDX-2級の駆逐艦と任務を交代する予定だ。
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