【ソウル15日聯合ニュース】SKグループが15日、ことしの投資・採用計画を発表した。未来競争力の確保に向け、研究開発(R&D)規模をさらに拡大するほか、人材確保が重要とみて新規採用も当初の計画より増やすことを決めた。
 崔泰源(チェ・テウォン)会長は「R&Dで未来技術を確保し力のある人材を採用することは、企業の中長期成長において最も重要な競争力に当たる」と強調した。経営環境の悪化で厳しい状況にあっても、R&Dと人材採用規模を増やす案を積極的に模索するよう求めた。
 SKはことし、R&D分野に過去最高の1兆3000億ウォン(約949億円)を投資する。昨年の投資額(1兆1000億ウォン)に比べ18.0%多い。2004年の投資額は3500億ウォン水準だったが、5年間で4倍近く増えたことになる。さらに、グリーン技術や情報通信技術など次世代成長動力の発掘を続けていくため、2012年まで5兆7000億ウォンを集中的に投資していく計画だ。
 具体的には▼無公害石炭エネルギー、海洋バイオ燃料、太陽電池、グリーンカーなどグリーン技術▼次世代のネットワーク技術やインターネット技術など情報通信技術▼グローバル新薬開発など生命科学▼ディスプレーの中核技術開発、液晶パネル用部品素材など情報電子素材――の4大投資分野を設定した。
 また、成長の中核はR&Dと人材確保にあるとし、当初計画(800人)より25.0%多い1000人の新入社員を採用する予定だ。新規事業に進出し成長動力の発掘に積極的な系列会社を中心に、採用者数を増やすとした。
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