【ソウル13日聯合ニュース】大検察庁(最高検察庁に相当)中央捜査部は、朴淵次(パク・ヨンチャ)泰光実業会長が盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の姪(めい)の夫、ヨン・チョルホ氏に送金した500万ドルについて、その一部を再投資した会社の株式を盧前大統領長男の盧建昊(ノ・ゴンホ)氏が所有していた事実を確認したもようだ。
 建昊氏と500万ドルを結ぶ新たな線になるかに関心が集まっている。盧前大統領側は「建昊氏がヨン氏に会ったり一緒に行動したりした事実があるかは知らないが、直接の関連はない。建昊氏と500万ドルと無関係」と釈明してきた。
 検察によると、ヨン氏は昨年1月、租税回避地(タックスヘイブン)の英領バージン諸島にベンチャーキャピタルを設立し、翌月に同社の香港口座に朴会長から500万ドルを受け取った。ヨン氏側はその半分は各国の会社に投資し、残りは口座に残したというが、一部はヨン氏がバージン諸島に設立したまた別の企業に投資されていた。当初、建昊氏はベンチャーキャピタルの大株主との疑いが指摘されたが、ヨン氏が別に設立したこの企業の大株主だと、検察では把握している。
 検察は、建昊氏がヨン氏とともにベトナムを訪れ、朴会長に投資を頼み500万ドルを送金してもらい、この資金を使う上でも全般的に関与したのではないかと疑っている。また、朴会長の供述を基に、500万ドルは盧前大統領あての資金との疑いでも捜査を進めている。
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