貿易規模を昨年水準で維持、韓中首脳が合意

【パタヤ１１日聯合ニュース】李明博（イ・ミョンバク）大統領と中国の温家宝首相は１１日にタイで会談し、ことしの貿易規模を昨年水準で維持するなど、グローバル経済危機の克服に向け積極的に努力することで合意した。　両首脳は東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）プラス３（韓中日）首脳会議に出席するため、１０日にタイ入りした。韓中首脳の会談は当初予定になかったものの、現地の反政府デモでＡＳＥＡＮプラス３首脳会議などが中止されたことから、双方は対策協議などのため急きょ面会した。　李大統領はその席で、中国の財政支出を通じた経済危機克服努力を高く評価し、「中国経済の回復は中国だけでなく韓国、ひいては世界経済に肯定的な影響を与える」と述べた。続けて、「経済が苦境にあっても韓中の貿易規模を２００８年水準で維持しようという昨年の韓中日首脳会談での中国の提案に期待をかけている」と伝えた。今後は知識経済部と中国・商務部のトップによる実務協議を通じて原則を確認し、履行状況を点検することを提案した。　これに対し温首相は、「困難な時期ほど韓国との協力を強め危機を乗り越える」と返答、特に金融協力を加速化し、国際金融システムの監督において一層緊密な協議を進めていくと約束した。両国の貿易規模維持に向け、経済官庁トップ間の接触が活発に行われるよう努める考えを示した。