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歴史認識に慎重対応を、李大統領が麻生首相に要請
【パタヤ11日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は11日にタイで日本の麻生太郎首相と会談、日本の歴史教科書わい曲問題と関連し、「歴史認識問題などで両国関係がしり込みすることがあったが、両国関係が後退することはできない」としながら、日本もこの点を深く認識し、誤解が生じないよう慎重に対応してほしいと求めた。青瓦台(大統領府)の金恩慧(キム・ウンヘ)副報道官が伝えた。 ことしに入り、李大統領が日本の歴史わい曲問題を公に言及したのは初めて。先ごろ日本政府がわい曲された内容を盛り込んだ歴史教科書の検定を通過させたことに対し、問題があることを明白に指摘したものと解釈される。 両首脳は40分間の会談で、北朝鮮の長距離ロケット発射問題への対応策も集中的に話し合った。李大統領は、北朝鮮のロケット発射を受けた国連安全保障理事会の対応に関し、韓日に緊密な共助が必要だとしながら、「誤った行動には結果が伴う」という明白なメッセージを早期に北朝鮮に送るべきだと述べた。続けて、「一部で6カ国協議が冷却期間を置く可能性もあるとの懸念が出ているが、われわれは協議を通じた北朝鮮の非核化に向け、今後も努力を続ける」と強調した。 麻生首相は会談の間中、李大統領に北朝鮮問題への見解と解法を尋ねたほか、感謝の言葉を口にする場面もあったという。麻生首相はまた、16日から韓国で開かれる韓日部品素材調達・供給展示会が成果を上げられるように努力すると述べた。