9日の金総書記国防委員長再推戴慶祝大会に参加する平壌市民ら(朝鮮中央テレビ)=10日、ソウル(聯合ニュース)
9日の金総書記国防委員長再推戴慶祝大会に参加する平壌市民ら(朝鮮中央テレビ)=10日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル10日聯合ニュース】北朝鮮・朝鮮労働党中央委員会の金基南(キム・ギナム)秘書が、米国と韓国の対北朝鮮対決政策により危機状況が発生したと主張し「われわれは国の自主権を固守するため、軍事的抑制力の強化を継続していく」と述べた。平壌・金日成広場で10万人の市民が参加するなか開かれた、金正日(キム・ジョンイル)総書記の国防委員長再推戴慶祝大会で述べたもの。朝鮮中央通信が10日に報じた。
 金秘書は、北朝鮮が重ねて警告しているにもかかわらず戦争の火をつければ「断固かつ無慈悲な対応打撃で侵略者らに挽回できない惨敗を与える」と述べ、祖国統一の歴史的偉業をなんとしても成就しなければならないと強調した。党の先軍革命路線の下、人民軍隊強化に継続して力を入れ、社会全体に軍事重視の堅固な気風を打ちたて、全民武装化、全国要塞化の方針を貫徹するとした。全国を難攻不落の要塞にすることで、いかなる侵略者にも、一寸たりともわれわれの神聖な祖国の地に触れさせないと主張した。
 また、金総書記の国防委員長再推戴は、先軍革命の偉業完成という千万軍民の鉄石のような信念と意志の現れだとし「金総書記を党と軍隊、国家の最高水位に高くいただき革命することは、悠久の歴史からわが民族が受け取った最大の幸運であり、最上の幸せだ」と述べた。
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