昨年12月に発表した見通しでは、今年は通年2.0%成長とみていたが、それから4ポイント以上、下方修正したことになる。今回の数値は政府による見通し修正のマイナス2%と同水準。
韓国銀行は、第1四半期がマイナス4.2%、第2四半期がマイナス4.1%と上半期は不振が続くが、下半期は減少幅が縮小するものと予測した。同行関係者は「景気底入れは第2四半期か第3四半期になるが、来年上半期まではぐずついた状態が続くため、底入れの意味は大きくない」と話している。ただ、来年の成長率については、内外の需要回復を追い風に3.5%のプラス成長に転じると見込む。
今年の就業者数は上半期は17万人減少するが、下半期には景気低迷の緩和と追加補正予算執行などで9万人の減に鈍化すると予想される。年間の就業者数減少幅は13万人とした。
民間消費は、低金利と政府の民生・雇用安定対策にもかかわらず家計購買力の低下などで年間2.6%減少し、消費投資の場合は企業の業況不振などで18.0%の大幅減になると予想した。
韓国銀行は、世界の景気低迷は各国の景気てこ入れ策で次第に緩和されるだろうが、逆資産効果や投資心理の委縮などのために明瞭な回復には相当な時間がかかるとみている。この先は経済状況に対する不確実性や、業況不振とこれに伴う遊休生産設備の急増などで、企業の投資心理も大幅に冷え込むとの見方を示した。
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