石綿含有の可能性、医薬品1222品販売禁止・回収

【ソウル9日聯合ニュース】食品医薬品安全庁は9日、発がん性物質のアスベスト（石綿）を含有する可能性のある製薬会社120社の医薬品1222品目について、販売禁止と回収の命令を下したと明らかにした。だた、代替医薬品のない11品目に対しては、30日間の販売を認めるとした。
　即時の販売禁止となった1111品目には、東亜製薬、韓美薬品、柳韓メディカ、緑十字、中外製薬など、国内大手製薬会社の製品も多く含まれる。販売禁止製品リストは同庁ホームページで閲覧できるようにする計画だ。
　尹汝杓（ユン・ヨピョ）庁長は、諮問の結果、医薬品に含まれる微量のアスベストによる人体への害はほとんどないと確認されたが、危害物質は微量であっても口にしてはならないと判断し、販売を禁じたと説明した。
　一方、最近ベビーパウダーや化粧品から相次ぎアスベストが検出され、問題となっている。尹庁長は同日の会見冒頭で、この件について国民に謝罪した。