【ワシントン8日聯合ニュース】ビクター・チャ前米国家安全保障会議(NSC)アジア部長(米ジョージタウン大学教授)は8日、北朝鮮問題の根本的な解決のため、オバマ政権は自由民主化された朝鮮半島の統一を長期的に準備すべきだと訴えた。米外交問題評議会が発行する専門誌、フォーリン・アフェアーズへの寄稿文で述べたもの。金正日(キム・ジョンイル)総書記や側近グループが権力を握っている限り、北朝鮮の核に対する野望は果てることはないとし、このように主張した。
 北朝鮮のロケット発射以降、米政界では北朝鮮政権交代の必要性を再び提起する声があるが、チャ教授の言及はこうした観点を反映したものとみられ、注目される。
 ブッシュ政権で6カ国協議の米国次席代表を務めたチャ教授は、オバマ政権は対話の基調を維持しながら、短期的には北朝鮮のミサイル発射を処罰するため圧力をかけ、長期的には自由民主的な統一朝鮮半島に向け準備すべきだと主張した。特に金総書記以降の北朝鮮指導部について、韓国や中国と穏やかながらも真剣な対話ができるよう、オバマ大統領は関連機関に指示すべきだとしている。
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