MBC本社前のようす=8日、ソウル(聯合ニュース)
MBC本社前のようす=8日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル8日聯合ニュース】米国産牛肉の牛海綿状脳症(BSE)リスクを報じたMBC番組「PD手帳」関連捜査を行うソウル中央地検は8日午前、MBCに対する家宅捜索に踏み切ったが、労働組合員らがこれに抵抗、両者がにらみ合いを続けている。
 検察は検事2人と捜査官15人をソウルのMBC本社に派遣、「PD手帳」オフィスと地下1階の映像・記録保管所の家宅捜索を試みた。これに対し、組合員200人余りが本社前で検察の行く手を阻んでいる。
 検察は先月25日に同社への家宅捜索令状を取った。以前に逮捕し取り調べた、同番組のイ・チュングンプロデューサーを除くプロデューサー3人と作家2人に対する逮捕状も取っている。検察関係者は、「これまで放送テープの原本提出と制作陣の出頭を求めてきたにも関わらず、これに応じず強制捜査に踏み切るしかないと判断した」と説明している。
 検察は昨年4月に放映された米国産牛肉のBSEリスク報道に関連し、問題の放送分のうち翻訳過程で意図的にわい曲、または誤訳した部分があるとし、撮影原本を提出するよう制作陣に求めてきた。
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