銀行外債支払保証を6か月延長、閣議で議決

【ソウル7日聯合ニュース】銀行の対外債務に対する政府の支払保証期限が6月末から英国や米国など主要国と同水準の年末まで6か月延長され、対象債券も満期3年以内から5年以内に拡大される。政府は7日の閣議で、こうした内容を盛り込んだ銀行外貨建て債務元利金償還に対する国家保証同意案を議決した。
　保証範囲も、国内銀行が借り入れるすべての外貨建て債務に拡大する。これに伴い、国内銀行がほかの国内銀行から外貨を借り入れる場合や、ほかの国内銀行が発行した外貨建て海外債券を買収する場合も、保証が受けられるようになる。また、保証期間を5年以内に延ばしたことで、長期借入金で中短期借入金の償還が可能になる。保証限度は保証書発行日基準で1000億ドルとした。国内銀行が米ドル建てやユーロ建て、円建てで借り入れる場合の為替変動による保証金額を明確にするため、保証金額の算定時点を明示したもの。
　政府はこの同意案を今臨時国会に提出する予定だ。