【ソウル7日聯合ニュース】ポスコは7日、ソニーに液晶テレビ部品用電気亜鉛メッキ鋼板を供給することで両社合意したと明らかにした。
 ポスコの説明によると、ソニーはこれまで自国内工場はもちろん海外工場でも日本メーカーの製品だけを使用してきたが、昨年に内外の工場で数度のテストを実施、ポスコ製品の品質とサービスが世界トップクラスだと確認し、供給ラインを多角化したという。
 ポスコは今回の合意に向け、マーケティング・品質・操業部署共同で特別班を設置し、ソニー側の要求事項の迅速改善に努めた。通常はテストから量産供給まで約2年かかるところを1年に短縮した。ポスコ製品は、ソニーの中国、マレーシア、タイ、メキシコなどの生産現場に供給される予定で、ソニーが生産する液晶テレビ全量に使用される電器亜鉛メッキ鋼板の約10%を占める見通しだ。
 ポスコは日本のトヨタ自動車にも鋼材を供給している。世界の自動車産業のトップを走るトヨタに続き、日本を代表する家電メーカーにも鉄鋼材を販売することになり、最悪の不況のなかで新たな突破口を見出し、安定した販売先を確保したという意味があると評した。2010年以降は段階的に供給を増やし、ソニーの全使用量の30%まで拡大できるものと期待をかけている。
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