会見する李恵民代表=6日、ソウル(聯合ニュース)
会見する李恵民代表=6日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル6日聯合ニュース】外交通商部の李恵民(イ・ヘミン)FTA交渉代表は6日、欧州連合(EU)との自由貿易交渉(FTA)追加交渉の時期に関し「5月中には(関税還付に対する)EU側の立場が決まるだろう。次に通商交渉トップ会談が開催されれば、意見のすりあわせができるのではないか」との見通しを示した。韓国・EU通商交渉トップ会談の結果を伝える会見で述べたもので、前回も強調した通り、関税還付はEU側の問題だと繰り返した。韓国は、関税還付の禁止がFTAで得られる関税撤廃効果を損ないかねないため受け入れることはできないとの立場で、関税還付維持の立場で一貫していると強調した。
 原産地問題については、残りの争点と合わせ一括処理することで合意したという。全体的な妥結方向は定まっており、関税還付問題でのEUの立場が決まれば最終確定するとした。

 李代表は、EUとのFTAは韓米FTAと同様に包括的な協定の上、EUが27加盟国からなるため大詰めの作業は容易ではなく、一部で苦痛を伴うのは避けられない状況だと説明した。


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