【ソウル3日聯合ニュース】第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での韓国準優勝とキム・ヨナのフィギュアスケート世界選手権優勝による経済波及効果が1兆ウォンを超えるとの研究結果が示された。
 国民体育振興公団が3日に明らかにしたところによると、体育科学研究院のパク・ヨンオク博士と慶熙大学のキム・ドギュン教授に研究を依頼した結果、WBC準優勝の経済的効果は8395億ウォン(約624億円)、キム・ヨナの優勝は2280億ウォンに達すると集計された。

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 パク博士は、WBCを通じ野球の本場の北米と中南米地域に韓国の国家ブランドを広くアピールし、イメージも向上したことから、向こう5年間で4億6035万ドルの輸出増加効果が期待できるとの見通しを示した。

 この金額は、ブランド改善効果が5年間の輸出に影響を与えるとの仮定に基づき、昨年の同地域への輸出額(837億ドル)に、2002年韓日サッカー・ワールドカップの国家ブランド向上効果が輸出に影響を与えた指数(0.0011)をかけた結果だ。また、野球関連の売り上げ増加など直接的効果(895億ウォン)、国家イメージ、一体感、外国人投資促進など無形の間接効果(800億ウォン)などを足すと8395億ウォンに達する。

キム・ヨナの世界選手権優勝も非常に大きな波及効果があった。大会終了後はフィギュアスケート関連の大会やスケート場、スポンサー企業の売り上げ増加など直接的経済効果が1180億ウォンに達した。これに後援企業のブランドイメージ改善効果など広告効果をプラスすると約2280億ウォンに上る。実際にキム・ヨナが出演する広告の製品は売上高が数十パーセント伸びるなど、企業らは広告料以上の効果を得ている。


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