国家政策調整会議のようす=3日、ソウル(聯合ニュース)
国家政策調整会議のようす=3日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル3日聯合ニュース】政府は3日、経済危機で苦境に陥った零細自営業者の経営安定や廃業者の業種転換・就業を支援するため、10兆9000億ウォン(約8億円)を投入すると明らかにした。韓昇洙(ハン・スンス)首相主宰で国家政策調整会議を開き、こうした内容の零細自営業者の失業・生計支援対策を講じた。
 自営業者の経営安定支援のための金融支援金額は3兆8000億ウォン増やし10兆5000億ウォンに設定、支援対象者は81万3000人となる。支援の内訳は保証支援が9兆5000億ウォン(対象者77万1000人)、政策資金支援が1兆150億ウォン(4万2000人)。

 政府はまた、自営業者の経営能力を上げるために10万7800人を対象に808億ウォンを支援するとした。廃業者や廃業予定の自営業者を対象に業種転換と就業を支援し、再起のチャンスを提供する案も推進する。

 内訳は▼廃業者の転業資金1000億ウォン(2500人)▼就業支援771億ウォン▼中小企業への雇用あっ旋111億ウォン▼経歴を積むための経過的な職446億ウォン▼低所得求職者への就業支援124億ウォン▼転職支援サービス90億ウォン▼職業訓練支援682億ウォン(1万4500人)▼職業訓練374億ウォン▼生計費貸付308億ウォン――などだ。

 このほか、廃業した自営業者が貧困層に転落することを防ぐため、緊急福祉に1118億ウォン(2万4830人)、控除金加入に56億ウォン(1万1000人)を投じるなどの生計支援も拡大するとした。


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