【ソウル2日聯合ニュース】北朝鮮が長距離ロケットを発射する場合、政府は即時に国家安全保障会議(NSC)を緊急招集し、対応策を話し合う方針だ。青瓦台(大統領府)中核側近が2日、聯合ニュースの電話取材で明らかにした。この席で、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁などに関しても話し合うことになるとした。
 北朝鮮がロケットを発射すれば、韓国政府は直後に公式立場を発表するという。これを含めロケット発射に関する危機対応マニュアルはすでに整っている状態だと強調した。また、米CNNが報じた燃料注入など北朝鮮の動向については現在把握に努めているが、情報当局としてこれを認めることは適切ではないとした。現時点では「発射時期を予測するのは難しい」と述べた。

 これに関連し、別の側近は「CNNの報道について韓米当局で確認したものはない」としながらも、通常は発射の3~4日前に燃料注入を行うことから、時期的に可能性が高いのは事実だと説明している。天候状態が鍵だが、現在の天気予報からみると4~5日よりも6~7日の発射の可能性が高いとした上で、北朝鮮側は4~8日と予告しており、9日に開催される最高人民会議(国会に相当)第12期初会議の前になるのではとの見方を示した。

 韓米外交安保当局は、リアルタイムの情報共有体制を整え、事実上の「非常モード」に突入したと伝えられる。政府安保ライン中核関係者は「韓米当局間でテレビ電話による情報交換を行っており、英国訪問中の李明博(イ・ミョンバク)大統領にもリアルタイムで状況を報告している」と話した。

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