現代自動車「アバンテ」LPIハイブリッド=2日、高陽(聯合ニュース)
現代自動車「アバンテ」LPIハイブリッド=2日、高陽(聯合ニュース)
【ソウル2日聯合ニュース】国内最大のモーターショー「2009ソウルモーターショー」が京畿道高陽市の韓国国際展示場(KINTEX)で3日から12日まで開催される。一般公開を翌日に控えた2日、プレスデーとして報道関係者に公開された。
 ソウルモーターショーはことしで7回目。5万4176平方メートルの展示スペースに、韓国、日本、ドイツ、米国など4カ国から17社の完成車メーカーと、部品・用品メーカーは9カ国141社が参加する。国内メーカーは、世界初公開の完成車9モデルを含む新車23種を発表、アジア初公開は5種、国内初公開も9種に上る。

 今回のモーターショーは、国内外メーカーともエコ技術を適用した新車を大挙公開するなど、「グリーンカー競争」の場として注目を集めることになりそうだ。

 国内メーカーは、ハイブリッド車を大挙展示。現代自動車は世界に先駆け「アバンテ」LPIハイブリッドモデル、準中型ハイブリッド・コンセプトカー「HND-4」を公開する。起亜自動車は「ポルテ」LPIハイブリッド、「ソウル」「シード」のハイブリッドモデルを展示する。GM大宇はゼネラル・モーターズ(GM)の次世代プラグイン電気自動車「シボレー・ボルト」を国内初公開する。

今回が初参加となるトヨタ自動車は、レクサス展示館に「ハイブリッド・ゾーン」を設置し、「レクサスRX450h」などハイブリッド製品フルラインアップを紹介するほか、同社を代表するハイブリッド車「プリウス」3代目モデルも公開する。ホンダは2月に日本国内で発売した普及型ハイブリッド2代目モデル「インサイト」、スポーツ・ハイブリッド・コンセプトカー「CR-Z」などを出品する。

 また、国内外有数ブランドの先端技術を適用した新車と多彩な製品ラインアップも披露される。

 現代自動車は、欧州の都市をイメージした洗練されたデザインのクロスオーバー・コンセプトカー「ix-onic」、新型「エクウス」「ジェネシス・クーペ」など完成車25種と13の新技術を紹介する。起亜自動車は2.2リットル級新型「ソレント」を7年ぶりに発表するなど、22種の完成車を出品。トヨタはパーソナルモビリティ・コンセプトカー「i-REAL」、ドライバーの快適性向上に着目した「RiN」などを展示する。

 組織委員会は、ことしは外国人3万人を含む100万人の観覧客を見込んでいる。また、自動車需要の創出だけでなく雇用と生産、観光、運輸などの分野で8000億ウォン(約580億円)相当の波及効果を生むものと期待をかける。

 開幕式は展示場で3日午前に行われる。韓昇洙(ハン・スンス)首相、知識経済部の李允鎬(イ・ユンホ)長官、観光部の李万儀(イ・マンウィ)長官、国土海洋部の鄭鍾煥(チョン・ジョンファン)長官、韓国自動車工業協会の尹汝チョル(ユン・ヨチョル)会長ら、主要関係者が出席する予定だ。

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