【ロンドン1日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は1日、北朝鮮の長距離ロケット発射の動きと関連し、国連安全保障理事会への回付だけでなく、6カ国協議でも固く協力すべきだとし、「国際共助を通じ、北朝鮮が意図した通りにいかないことを示す必要がある」と強調した。主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)のため訪れた英ロンドンで、日本の麻生太郎首相と会談し述べたもの。青瓦台(大統領府)の李東官(イ・ドングァン)報道官が伝えた。
 麻生首相は、「北朝鮮の長距離ミサイル発射は安保理決議1718に明らかに違反するもの。北朝鮮のミサイルを米英などとともに安保理へ回付し、新たな決議案を含めたさまざまな対応策を協議する考えだ」と述べた。李大統領はこれに共感を示したとされる。

ジア の最新ニュースまとめ

 麻生首相はまた、6カ国協議の枠内で協力体制を整えねばならないだけでなく、韓日米が緊密に協力すべきだとした。李大統領はこれに対し、北朝鮮に強力な対応を取るよう中国とロシアも説得する必要があると答えた。また、北朝鮮ミサイルが日本の上空を飛ぶという点を考慮すると、自国民保護の意味で日本の迎撃推進は理解できると述べた。

 一方、開発途上国と新興国に対する先制的な支援の必要性を訴えた李大統領に対し、麻生首相は「各国が協力して財政支出を拡大してこそ世界経済が回復する」とし、特にアジアが経済成長の中心になるには貿易と金融が安定せねばならないだけに、韓日中の緊密な協力が必要だと答えた。

Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0