【ソウル31日聯合ニュース】労働部は31日、非正規職法改正案が前日の閣議で原案通り議決されたことを受け、早ければ同日にも法案を国会に提出すると明らかにした。
 期間制および短時間労働者保護などに関する法律の一部改正案と、派遣労働者保護に関する法律の一部改正案は、非正規雇用の労働者の雇用期間を2年から4年に延長する内容が柱となっている。雇用側は期間制・派遣労働者を4年間雇用することができ、4年を超えて雇用する場合は期間を定めない労働契約(無期契約)を結んだものとみなすという内容が新たに盛り込まれた。また、差別是正の実効性を高める趣旨も強化された。

 労働部は、非正規職法施行から2年となる今年7月、経済危機とも相まって、非正規職から正規職雇用への転換対象者が多数失職することを懸念し、その前に法改正すべきとの立場を堅持する。しかし、労働界と野党が強く反発するだけでなく、与党の一部議員も異論を唱えるなど、国会での成立は不透明との観測が出ている。

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