【ソウル29日聯合ニュース】北朝鮮・咸鏡北道の舞水端里ミサイル発射施設の発射台に装着された長距離ロケットの上段部分が姿を現したが、何が搭載されているかは確認できていない。
 政府筋は29日、発射台に装着されたロケット上段部分の覆いが外されているのを偵察衛星がとらえたと明らかにした。しかし、「丸い形の上段部分に搭載された物体が人工衛星なのか弾頭なのか、識別は不可能」とした。精密な分析を進めているものの、発射前にその実体を確認するのは難しいという。

 また、北朝鮮はロケットの燃料注入作業を隠ぺいしようと、舞水端里の施設の地下に燃料パイプを埋設したとされる。長距離ロケットは発射3~4日前に燃料注入作業が終わるが、地下埋設のパイプを利用し燃料を注入する場合は発射日を推定しにくい。

 政府当局は、北朝鮮が長距離ロケットを発射すると国際機関に通告した来月4日から8日のうち、現地の上空の天気を考慮しながら発射日を選択するものと分析している。政府筋によると、現地上空は来月4日午後から雪か雨の可能性が高く、5日は曇り、6~10日は晴れと観測されているという。
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