【ブリュッセル26日聯合ニュース】韓国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)について、EUのアシュトン通商担当委員は26日、「双方いずれにも利得になるのは明らか」とFTAのプラス効果に言及し、一部の加盟国と産業界の反発に対しこのことを強調する考えを明らかにした。ベルギー・ブリュッセルで開かれた欧州ビジネスサミットに出席した際、聯合ニュース記者に述べたもの。
 FTA締結に向けては、関税還付など重要争点をめぐり通商交渉トップ会談での大詰めの「政治的決断」を残している。アシュトン委員は「まだ最終妥結してはいないが、双方に利得となる点を強調すれば加盟国と産業界を説得することができるだろう」と述べた。来週予定された通商交渉トップ会談に関し、金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長とは良い関係だと話す一方、結果は予断を許さないとして慎重な姿勢を見せた。

キム・ジョンフン の最新ニュースまとめ

 欧州の自動車業界は、景気低迷で経営状況が最悪になっているなか、「不均衡」な韓国とのFTAを受け入れることはできないとし、最終妥結したとしても各加盟国と欧州議会に圧力をかけるという立場を堅持している。

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