【ソウル26日聯合ニュース】国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)は26日、ウェブサイトに掲載した「2009年アジア太平洋経済・社会報告書」を通じ、ことしの韓国の経済成長率は昨年の2.5%を4ポイント下回るマイナス1.5%を記録するとの見通しを示した。昨年の国際金融危機の影響が輸出部門から内需部門へと急速に拡大したと分析した。
 報告書は、韓国の昨年のインフレーションは前年(2.5%)の2倍近い4.7%だったが、ことしは1.6%とやや緩和すると予想した。昨年はドルに対するウォンの価値が前年末に比べ25.0%下がり、これが昨年第3四半期まで輸出好調に寄与した側面はあるものの、国際金融危機の拡大に伴い昨年第4四半期の輸出実績が前年同期に比べ10.0%下落したと説明した。

 また、米国や欧州連合(EU)、日本の景気低迷がさらに悪化する可能性があり、通貨膨張と救済金融政策の効果も不透明だとしながら、韓国経済がさらに大きな打撃を受ける可能性もあるとの見方を示した。

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