会議で発言する李大統領=26日(聯合ニュース)
会議で発言する李大統領=26日(聯合ニュース)
【ソウル26日聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は26日、韓国の自動車業界はチェコなどほかの国に比べ賃金は高く、生産性は低い点を自覚すべきとの考えを示した。中小企業総合支援センターで主宰した第13回非常経済対策会議で述べたもの。青瓦台(大統領府)の李東官(イ・ドングァン)報道官が伝えた。
 李大統領は「現代自動車社員の平均賃金は同社の米アラバマ工場の社員より高いが、生産性は低い。中国も賃金は低いが生産性は高い」と指摘した。

 また、自動車業界の現在の善戦はウォン安によるものだとし、ウォンの価値が正常化された場合に備えるよう求めた。日本自動車業界の過去の例を引き合いに出しながら、為替変動への備えが世界トップの座を占めた秘訣(ひけつ)だと強調した。

 李大統領は特に、政府支援に先立ち労使が特段の措置を発表するのが望ましいとし、労使文化改善の契機とするよう呼びかけた。これに関し李報道官は「自動車業界の苦痛分担を通じた自助努力を強調した発言」と説明し、政府はまず自助努力が進められた後に支援を行うという原則を徹底的に守っていくと明らかにした。

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