【ソウル26日聯合ニュース】訪韓中のスミス国連対テロ委員会事務局長は26日、先ごろイエメンで発生し韓国人犠牲者を出した自爆テロについて、韓国人をターゲットにしたのではなく、外国人観光客を狙ったものとの見解を示した。テロリストの最大の目的のひとつは全世界の注目を集めることで、外国人観光客に対するテロはその目的を達成するための効率的な手段だと説明した。
 ソウル・政府中央庁舎別館でインタビューに応じたスミス事務局長は、韓国人犠牲者と遺族に哀悼の意を表するとともに、今回のテロは「テロリズムがすべての人の関心事項であり、すべての人がその対象になり得ることを認識させた」と話した。韓国は非常にグローバル化した国で、世界のほぼすべての分野に利害関係を持っているため、常にテロ攻撃の対象になる可能性があると指摘した。

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 韓国の対テロ任務履行状況の点検を兼ねて25日に訪韓したスミス局長は、滞在中、外交通商部の申ガク秀(シン・ガクス)第2次官を表敬訪問するほか、イ・ジュンギュ対テロ国際協力大使から、韓国での国連安全保障理事会決議1373履行状況に対する説明を受け、対テロ国際協力策を協議する。また、法務部、国家情報院、警察庁、金融情報分析院などを訪れ、テロ関連の国内立法状況やテロ脅威評価などに対する説明を受けた後、28日にシンガポールに向かう予定だ。

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