【釜山26日聯合ニュース】釜山港の先月のコンテナ取扱量が前年同期比20.9%落ち込んだ。同港コンテナ物流量は、昨年11月から4か月連続で大幅に減少しており、全コンテナ物流量の43%を占める付加価値の高いトランシップ(積み替え)貨物も20.9%減った。コンテナ数減少は深刻なレベルに入っている。
 釜山港湾公社(BPA)が26日に明らかにしたところによると、先月に釜山港で処理したコンテナ数は81万3950TEU(20フィート標準コンテナ換算)で、前年同月(102万9222TEU)に比べ20.9%少なかった。輸出入貨物は45万9635TEUにとどまり、やはり前年同月(58万1256TEU)より20.9%減った。輸入貨物は23.5%、輸出貨物は18.4%の減少。

 問題は、昨年末まで小幅ながら増加傾向にあったトランシップ貨物も、過去最大の減少幅を記録したことだ。先月のトランシップ貨物取扱量は35万3903TEUで、前年同月(44万7637TEU)に比べ20.9%減少した。

 世界的な経済危機のなか、釜山港のトランシップ貨物量は昨年11月と12月にそれぞれ1.6%、0.5%増えるなど、好調を維持してきた。しかし、ことし1月に7.7%減を記録したのに続き、先月は大幅に落ち込んだ。釜山港のコンテナ貨物に大きな割合を占める米国と中国の物流量そのものが減ったためと分析される。

 釜山港の全コンテナ取扱量は、昨年11月にマイナス9.4%を記録して以来、同12月はマイナス19%、ことし1月はマイナス24.3%、先月はマイナス17.4%で、大幅減少傾向が4か月間続いている状態だ。BPAは、ことし釜山港のコンテナ処理目標1215万TEU(昨年の取扱量1345万3000TEU比9.7%減)を達成するため、トランシップ貨物の誘致に総力を挙げている。

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