【ソウル26日聯合ニュース】ソウル中央地検は25日、昨年に米国産牛肉と牛海綿状脳症(BSE)に関する報道を行ったMBCの情報番組「PD手帳」に対する捜査と関連し、同番組のイ・チュングンプロデューサーを名誉棄損の疑いで逮捕した。
 また検察は、チーフプロデューサーや作家ら、ほかの制作陣に対しても身柄確保に乗り出したもようだ。同番組の制作陣は昨年、3回にわたる出頭要請に応じなかったほか、24~25日の出頭通告にも応じなかった。このため、検察は「対面調査に向けたさまざまな方法を検討している」とし、逮捕令状請求や家宅捜索など強制捜査の可能性を予告していた。

 同番組に対する捜査は昨年6月、農林水産食品部が名誉棄損の疑いで制作陣に対する捜査を依頼したため始まった。当初、捜査を担当していたソウル中央地検刑事2部は報道内容の相当部分が歪曲(わいきょく)されたとの中間捜査結果を発表したが、主任部長検事が辞表を提出したため、担当部署が捜査刑事6部に変更された。また、鄭雲天(チョン・ウンチョン)前農林水産食品部長官と閔東石(ミン・ドンソク)前農林水産食品部次官補が3日に番組制作陣6人を名誉棄損容疑で正式に告訴している。

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