【永宗島25日聯合ニュース】6カ国協議で韓国首席代表を務める魏聖洛(ウィ・ソンラク)外交通商部朝鮮半島平和交渉本部長は25日、北朝鮮が長距離ロケットを発射する場合は一定の対応を取らざるを得ないとの見解を示した。中国訪問を終え、仁川国際空港で記者団に対し述べたもの。しかし、対応策は必ずしも物理的制裁措置とは限らないことを示唆した。
 魏本部長は、北朝鮮のロケット発射に対する対応が避けられなくなった場合は多少の冷却期間を置くことになるかもしれないが、6カ国協議が再開され、非核化について議論する機会を得られると期待していると述べた。

 しかし、北朝鮮に対する一定の対応が制裁を意味するのかとの質問には「それは国連安保理レベルの、多国間で行われるものであるため予断はできない。さまざまな措置が含まれているが必ずしも制裁と断定はしない」と答えた。この発言は、安保理レベルの物理的制裁よりは、個別国の対応措置、または安保理議長声明の発表なども可能であることを意味し、それだけ制裁の水位が低くなることもあると予告したものと解釈される。

 北朝鮮外務省が報道官談話を通じ、安保理がロケット発射に対し制裁措置を取る場合は6カ国協議に参加しないことを示唆したことについては、北朝鮮の戦術・戦略による発言と評価した。また、一定時点の経過後に6カ国協議が再開されると期待しており、協議再開に対し大きな懸念は抱いていないと重ねて強調した。

Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0