【ソウル25日聯合ニュース】企画財政部が25日に明らかにしたところによると、許京旭(ホ・ギョンウク)第1次官は今週末に米ニューヨークを訪れ、世界的な格付け機関と相次ぎ接触する予定だ。盧大来(ノ・デレ)次官補は27日に外信を対象とした韓国経済の説明を行う。金融委員会の李昌ヨン(イ・チャンヨン)副委員長は、主要海外投資銀行(IB)および外信への広報活動を強化する。
 外為・金融当局高官らが一斉に外信や格付け機関と接触するのは、韓国経済の基礎体力は堅固にもかかわらず、海外の否定的な見方が経済危機克服を妨げていると判断したため。また、企画財政部の尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)長官が、主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議から帰国後、韓国経済に対する誤解の素地をなくすため、各官庁が外信などとの常時疎通チャンネルを構築するよう支持したことも刺激となった。

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 許次官は、27日から4月1日までコロンビアで開かれる米州開発銀行(IDB)年次総会のため出国し、ニューヨークに立ち寄りムーディーズ・インベスターズ・サービスやスタンダード&プアーズ(S&P)など格付け機関の関係者と会い、韓国経済現況を説明し協調を求める方針だ。

 盧次官補は27日に済州道で開かれる外信特別セミナーに出席し、経済と財政政策懸案について講演するほか、質疑応答を通じ外信の疑問点を解明する。金融委員会の李鐘九(イ・ジョング)常任委員も金融政策懸案について説明する。同セミナーには国内に常駐するロイター、CNN、ニューズウィーク、フィナンシャル・タイムズ、新華社通信、人民日報、CBSニュースなど主要外信が多数参加する。

 企画財政部はまた、外信を担当する4級課長級外信報道官を新たに設置し、統一部で外信報道官を務めたキム・ヨンミン氏を選任した。

 一方、金融委の李昌ヨン(イ・チャンヨン)副委員長は24~26日に香港で開かれるアジア投資コンファレンスに出席し、海外投資家に韓国経済の現況を説明する。金融委は今後、毎月第2・3週の金曜日に、それぞれ外信と主要海外投資銀行を対象としたコンファレンス・コール(電話会議)を定期開催する。毎月第4週の金曜日には外信記者らとの昼食会とブリーフィングを行う予定だ。金融委はまた、海外広報を専門に担当する外信チーム長を採用した。民間金融機関を監督する金融監督院も先週、外信報道官を兼務する広報チーム長を新たに採用した。

 企画財政部関係者は「韓国経済のファンダメンタルズは先進他国に比べ健全にもかかわらず、一部外信や海外投資機関の誤解で低評価を受けるケースがある。今後、積極的な釈明とアプローチで韓国経済の実像を伝えていく」と話した。

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