起亜自動車「ソウル」=(聯合ニュース)
起亜自動車「ソウル」=(聯合ニュース)
【光州24日聯合ニュース】起亜自動車光州工場が24日に明らかにしたところによると、同工場で量産されているクロスオーバー(CUV)車「ソウル(SOUL)」が9月から中国・江蘇省塩城市の合弁工場でも生産される見通しだ。中国工場での生産台数は月1万台程度を計画している。
 「ソウル」の中国生産を選択したのは、同車種は欧州市場などへは月3000~4000台が輸出され反応も上々だが、中国は自国の自動車産業を保護するため輸入車に対し25%の高い関税を適用しており、事実上、外国産完成車の直輸入を制限しているため。起亜自をはじめ世界の自動車メーカーが無限の潜在力を持つ中国市場の攻略に向け合弁法人設立を通じ、現地生産を進めている。

 「ソウル」中国生産が光州工場の生産・輸出量減少など地域経済に悪影響を与えるのではないかとの懸念もあるが、これに対し、光州工場側は中国工場での生産が悪影響を与えることはないと説明している。中国産「ソウル」はすべて中国内で販売し、輸出計画は全くない上、むしろ生産・販売規模拡大を通じた協力会社の同伴進出など経済的利益を期待できるとみている。工場関係者は、「ソウル」の中国進出は全社を挙げての生存戦略として理解する必要があると話している。


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